こんばんは。
なんか今日は題名からして、商売っ気ありそうな題名ですが、
そんなことはありません。
「人の選択」についての話題です。
それでは今日の本題
「豊富な選択肢は必ずしも利益にならない」
これは、こちらの本からの引用になります
↓
この本は、「人の選択」に関する本で、以前から私がとっているメルマガにて、この本のある話題がメルマガにて届いた以降、そのことについて、いつかは書籍で読んでみたいなと思っていた本です。
どういった話題かというと、
”人は選択肢が多くなると疲れてしまい、次のアクションに進まない”という話題なんです。それを証明するためにジャム(パン食べるときに塗るもの)を使って実験しました。
それでは、突然ですが、ここで問題です。
次のうち、ジャムを購入する人が多かったのはどちらでしょうか??
A,24種類のジャムを揃えている試食コーナー (以降Aとする)
B、6種類のジャムを揃えている試食コーナー (以降Bとする)
さあどうでしょうか。
正解は、Bです。
この実験は、この本の著者、コロンビア大学ビジネススクール教授の、シーナ・アイエンガー氏の「ジャムの種類が多いほど売り上げは増えるという人々の考え」を証明する実験です。
この一文からもわかるように、人々は、”選択肢”が多いと売り上げが多くなると思っている、または、思い込んでいるのがよくわかります。
しかし、実験結果は、その反対の種類が少ないBとなったわけです。
そこで、この実験結果を具体的な数字で見てみましょう。
●実際に試食コーナーに立ち寄った人
A…60%(100人中60人)
B…40%(100人中40人)
●その立ち寄った人のうち、ジャムを購入した人
A…3%(60人のうちの3パーセント→1.8人)
B…30%(40人のうちの30パーセント→12人)
●100人来店したとき、最終的に購入した人数
A…1.8人(約2人)
B…12人
その差なんと6倍!!
この結果を見たときは意外でした。(私も”選択肢”は多いほうがいいと思ってましたから)
では、なぜこのような結果になったかというと。
人は”選択肢”が多ければ多いほど、その中から選ぶことで幸福感や達成感を得られると思うそうですが、実際には、どれが最善の選択なのかを考慮するうちに、混乱してしまい(選択、選ぶことに疲れてしまい)、終いには「買う」という行為まで至らなくなってしまうそうなんです。
確かに。これ読んでそう思いました。
私、去年ノートパソコンを購入する際に、まさにこの現象に出くわしたんです。
インターネットを色々と調べてどれが自分に合っているのか検討しましたが、インターネットで検索すると、『おすすめノートパソコン15選』とか、『コスパの良いパソコン18選』といったように、それらしいホームページがあり、実際にぺージを開いて見るものの、パソコンでの基礎知識が乏しいので、どれも良さそうに見えてしまったり、逆にランキング上位でも、「これは自分自身の用途に合っていないよな」と悪くも見えてしまい、迷いに迷ったことあります。
最終的には、お目当てのノートパソコンにたどり着きましたが、購入までには結構な時間を検討するだけの為に費やしました。たぶんこういった現象だと思います。
そして、この本にも書いてあるのですが、
人の処理能力の限界は、実際に論文でも発表されていますが、『7±2』の数だそうです。
『7』という数字がポイントで、確かに『世界の七不思議』、『七原色』、『七曜日』といったように『7』にまつわることが多いですよね。『7人のこびと』もそうですね。
なので、『7±2』を超えたらキャパオーバーと思ってくださいね。
前述のノートパソコン検討時にも感じました。「15選!?多いよ。もっと絞り込んで!!」って。思いましたしね。完全にキャパオーバーでした笑
ただし、これが自分自身の専門分野、好きな趣味といったような精通している分野の事となると、選択肢は多ければ多いほど最良な選択ができるそうです。
確かに。私も、保険の仕事長年していますが、何社もの保険会社の商品を見るの全く苦でもありませんし、むしろもっと見たいと思ってしまします。また、「〇〇の場合ならこの商品が良いと」選択自体の精度も確かに上がっていきます。人って不思議ですよね。
それでは、今日のまとめ。
人は”選択肢”が多いほうが良いと思っているが、実際は多いと選ぶことに力を使い、疲れてしまい、行動(購入等)に移せなくなる。
実際の利益(金銭面だけではなく精神面でも)になりにくい。
ただし、それは自身の専門分野外、関心の低いことに限ってで、専門分野や趣味であれば、”選択肢”は多いほうが最良の選択ができる。ということです。
人の人生ってある意味選択(選ぶ)の連続だと思うので、こういった研究は面白いですね。
また、これ以外の章でも興味深い「選択」のことが書かれているので、引き続き読んでみたいと思います。
それでは、今日はこの辺で!!
~今日も一歩前へ~
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