『水は竹辺(ちくへん)より流れ出でて冷ややかなり　風は花裏(かり)より過ぎ来たって香し(かんばしし)』

要約すると、

流れてくる水は、山々の木々を通り抜けてきて冷たい

吹いてくる風は、花々の香る草原の上を吹いてきて香りが良い

このような意味合いです。

山の中を流れている川は、透明度が高くきれいで、そして冷たい。

下流であったり、汚染されているところを流れてくる水は、冷たくはなく、汚れている。

山や大草原の中を吹く風は、木々の香りや花の香りを運んできて、香りに富んだ風になる。

工場の煙突の近くや、交通量の多い道路の間を吹き抜ける風は、汚れている。

いきつくところ、全ては元が大切だということです。

出会う人であったり、目の前に起こる事柄であったりと、これまで自身が歩んできた過去がどういうものだったかによって今の出会いや、今の人生があるし、逆に、これから歩んでいく人生をどう生きるかによって今後の出会いや人生にも影響が出てくる。そういう事なんだと思います。

こういうのをよく「引き寄せの法則」とか言い、自身もこれまでにこの言葉を何度も聞いたことありますが、どうもうさん臭くていまいち信じきれなかったんです。ただ、今回の大愚和尚の動画を見て、この一節に触れながら「世の中の原理」なんだと聞いたときに、初めて腹落ちした感覚になりました。(悪いわけではないのですが、引き寄せの法則とか言われると、どうも自己啓発系に聞こえてしまうんですよね)

久しぶりにいい言葉に出会ったというか、もしかしたら今の自分はこの言葉を探していたのかわかりませんが、聞いた瞬間良い言葉だなと思いました。思わず手帳に書き込みました。

改めて、自身の人生を振り返りながら、今後の人生も良いように生きていきたいなということで、この言葉を胸に一日一日、これから出会う人を大切にしていきたいと思います。

それでは今日はこの辺で！！

2021.10